Archive for November, 2007

cloth painting

Friday, November 30th, 2007

縦と横に絵具を垂らし、糸を編み込む感じの作品です。

何層にも重ねることで不思議な奥行き感が表現できます。

オブジェ?

Tuesday, November 27th, 2007

 

絵を制作していますと捨てる絵具が出来ます。

捨てる絵具とは一度塗った絵具を拭き取った時に出来る絵具のことです。

絵具が乾かないうちにふきとりますので、塗った絵具のほとんどが拭き取られます。画面に残ったわずかな絵具がいい感じになればその作品は成功です。

いい感じになるまでこれを何度となく繰り返して作品を作りますので、うまくできない時は捨てる絵具が沢山出来る訳です。

写真のオブジェ?はその捨てた絵具が乾燥して出来たものです。

このオブジェ?、どこまで成長するのか。

 


表現と技術

Tuesday, November 20th, 2007

印象に残っている言葉があります。「その作家自身に何か、問題意識や奥に秘めた強い何かがなければ、いくら技術や知識があっても、そんなものはなんの役にもたたない。」と。これはレオニード・ラーマン(Leonid Lerman)が独り言のように言った言葉です。レオニード・ラーマンとはニューヨーク留学時代の恩師の名前です。1953年ロシアで生まれ、ロシアで一番優秀だと言われるモスクワ芸術大学を卒業し、1980年にアメリカへ移住。 今はニューヨークのMCKEE Galleryというたいへん有名なギャラリーのアーティストです。彼の口からそんな言葉が出るとは意外に思えたのです。彼ほど知識や技術を貪欲に吸収して身に付けている人間が、そういったものになんの期待もしていなかったということにです。物の本質を深く、そしてするどく思考できる彼には、等身大の自身の姿も客観視していて、自身の理想と現実との狭間に苦悩しているのであろうかと。そして器用過ぎる自分自身を恨めしく思っているのか、そんなことをその時思った記憶があります。

都会

Friday, November 16th, 2007

ある知人の個展と、もう一つ友人のグループ展を見に行く為に、久しぶりに東京に出かけました。一つは日本橋、もう一つは市ヶ谷。

都心に向かう電車の車窓からずーと外を眺めていましたが、つくづく都会には僕の求めるものは無いなぁと思いながら見てました。

無機質な建物が所狭しに乱立し、空は小さくよごれた灰色、そしてどこから湧き出てくるのか巨大な群衆。

 

日本橋、個展は明日までだったのでぎりぎりセーフ。

ゆったりと並べられた作品は美しかったです。淡い光の揺らめきが、見る者を心地良くさせてくれます。

作品はほぼ完売。個展は大盛況だったのだと赤丸を見れば想像できます。

 

市ヶ谷、グループ展はオープニングだったので大勢の出品者が出席していてパーティーをしていまいた。

作品は、あー、うーん、色々ありましたです。 

写真は自宅のすぐ前にありますレストラン。

久しぶりの人ごみで、疲れて帰った時にふと見上げたレストランです。

レンガ作りのこの建物を見て少しほっとしました。もうクリスマスシーズンか。

Tuesday, November 13th, 2007

いろんな黒色を作って黒のみの作品を作っています。

アクリル絵具はもとより岩絵具の黒、染料の黒、インクの黒とか使っていますが、その中でもっとも黒い絵具はニッカ絵具から出ております、コマーシャルカラーという製品の黒です。ベルベットの布のように光を吸収してしまう黒色です。

 

基本的に絵を描く時は太陽光で描きますので作業はほとんど日中にして、夜は作業しないようにしています。

今はスケジュールが詰まっているのでやもえず夜も作業しているのですが、特に黒という色は太陽の光で見るのと、室内灯で見るのではまったく違うのです。当然のことなんですが、それでもあまりにも違いすぎるのでこの黒い作品だけは夜の作業は断念することにしました。

それにしても黒色の作品を作っていますと目が異常に疲れるのです。

 

そう言えば以前、母親が黒色の布で洋服を作っている時に、しきりに「目が疲れる。」やら、「肩が凝る。」やらとぶつぶつ愚痴をこぼしていたのを思い出しました。

その時はあまり思わなかったのですが、改めてあの時の母親が言っていた愚痴に今すごく共感できる次第です。

鉄の塊

Monday, November 5th, 2007

なんともいえない愛嬌のある顔に、今にも飛びかかろうとしている躍動感。エッジを効かし、適度に単純化された造形。

時々眺めては握ったりして、鉄の冷たさや重さを感じては悦に入る。

この鉄の彫刻はニューヨークのソーホー地区に住んでいた時、週末にアパートの近くのパーキングエリヤを解放して蚤の市を開催していまして、そこで見つけたものです。

 

これは”MACK”というアメリカのトラックメーカーのマスコットで、トラックのボンネットのトン先に付いているオーナメントです。ちなみにオーナメントといいましても裕に1kgはあります。

このMACKのトラックは見るからにマッチョな感じで、このマスコットは見事にMACKのイメージを表現してます。

http://www.macktrucks.com/

 

買った当時は油やホコリで真っ黒だったのですが一週間ほどかけて磨き、なんとか地の輝きを取り戻したのですが、多数のキズが見つかりました。

たぶん広大なアメリカのハイウェイをずいぶんと走ったのだろうと勝手に想像しては楽しんでいます。