Archive for October, 2007

ボーダーライン

Wednesday, October 31st, 2007

日夜、岡山での個展用の作品制作に集中しています。今回のメインとなります作品は、作品表面の質感を特に重視しいます。例えば光沢の有る無し、ざらざら感、つるつる感など、微妙な変化を組み合わせて一つの作品にしています。具体的にはそういった色々なテイストを20種類作って一作品にします。今回の作品は、この”20種”というのが僕が考える”ボーダーライン”なんです。そのライン引きって、人によって違うものなんですけど、どの辺りにするかはとても重要な気がします。それで何で”20種類”って、聞かれてもちゃんと答えられませんけど。ただ、それより少ないと逆にいい感じにまとまってしまう感じがあって、そうなるのは僕の意図する所ではないし、それに僕の頭だと16種類ぐらいだと結構考えつくものなんですが、20種類となればそうやすやすとできないものなんです。数にすればそれほど違いはありませんが、なんでもあとちょっとが苦しいのです。尚かつ、その一つ一つが作品のテイストに合っていないといけないですから、何でもいいという訳にはいきませんしね。最終的に静かでどっしりとした存在感が作品に宿れば完成ですかねぇ。まだまだ先は遠し、しかし時は待ってくれない。

structureシリーズ

Monday, October 29th, 2007

いつもお世話になっている画材屋さんから、ハガキサイズで厚さが3mmほどの厚紙みたいなもの大量に頂きました。それはいったい何かと言いますと、額と絵の間に入れるマットというのがありまして、その切れ端なのです。毎回作業が終わってから、余った絵具をそのマットの切れ端にべたべたと塗ったりして遊んでいたら、なにやらいい感じのものが沢山出来ていたので、それをパネルに並べて貼ったのがstructureシリーズの始まりです。

structureとは建造物、構造物という意味がありますが、小さなサイズの絵をブロックのように組み立てて、一つの作品に仕上げるところからstructureシリーズと名付けました。また時を同じくしてちょうどその頃僕は、友人の建築家が設計した建築に僕の作品を飾るというコラボレーションみたいな仕事もしていて、一時期彼のオフィスに入り浸って建築雑誌を読み漁り、はたまた彼の建築論たるものを聞かせてもらい、彼の設計している建築に自分なりの感想やら意見なんかをのうのうと論じたり、アートと建築の共通点や相違点を論じては一喜一憂していたのでした。そんな楽しく、また密度の濃い日々を過ごしながら、”structure”というものが僕の頭に張り付いていたのは確かです。でも、建築って本当に興味をそそられる世界なんです。やばいやばい。