0泊3日 弾丸ツアー in 横浜 5
Thursday, April 22nd, 2010佐藤「シゲルさん、横浜は任せましたよ。」
シゲル「あー、残念だけどよくわからんのよ。横浜にいる時は、車持ってなかったし、時々レンタカー借りたり、タクシー乗ったりするぐらいだったんよ。」
佐藤「そうなんですかぁ?」
シゲル「まあ、だいたいこっちだと思うから、とりあえずこっち行ってみようか。」
僕らは例のナビがあるからと、地図というものを持ってきていなかった。
いくらナビがあるからといって、地図ぐらいは持っていくべきだった。
そしてこのナビが結構くせもので、僕らをわざと混乱させているのではないかと思ってしまうくらい、変な道を案内する。
川沿いの土手道とか、狭い住宅街とか、このカーナビが無ければ絶対に通ることのないだろうと思われる道に我々を誘導してくれるのだ。
僕らは気がつくと、国道1号線を走っていた。
これはまずいと思った。
こちらに行くと多分大磯あたりまで行ってしまう。
また、土曜の夕方となれば、この国道は混雑するのだ。
佐藤「どこかで横の道に入りますか?」
シゲル「たぶん、横の道も混雑してるよ。」
僕の予想どうりに、横に抜ける道もやはり混雑していた。
ここまで来てしまっては、どの道同じだ。
僕らはこのまま一号線をつっぱ走って、大磯まで行き、そこから東名に入ることにした。
時間的余裕をもって横浜を出発したのだが、このロスで余裕が無くなった。
しかし幸い、二人とも適当なタイプというか、楽観主義者というか、そんなことをいちいち気にするタイプでもなく、大磯までの道をゆっくり眺めながら今を楽しんだ。
知らない町を見るのは本当に楽しい。
昔ながらの和菓子屋さん、八百屋さん、昭和初期に建てられたと思われる平屋の家、ちょっと変わったタイプの倉庫。
結果的に岐阜には予定時刻より30分程度遅れた感じで到着できた。
僕らに1円で便器を譲ってくださる方が、トラックに大きな合併浄化槽を積んでいるのを見て、「岡山から来られたんですよね?」と。
いえいえ、「岡山から横浜に行って、こいつを横浜でピックアップして、そこから岐阜です。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ。」
佐藤さんが、いくらなんでも1円という訳にはいかないだろうと、千円札を相手に渡そうとしたら、とんでもないという顔をして、かたくなに受け取らなかった。
「どうぞ、ぜひ、これはタダで持って帰ってください。捨てるのはもったいないと思っていたので、何かに使って頂けるのなら、もうそれで私は満足です!」と。
さすがにここまでして、便器を取に来たとは思ってもいなかったようだ。逆に相手が恐縮していた。
「ここから岡山までだと、まだかなり距離ありますから。本当にどうか、くれぐれも気を付けてください。この便器の為に事故でもしたら、それこそ馬鹿らしいので。」
不吉なことを言ってくれるが、もっともだ。
それではお言葉に甘えて、僕らはそれを頂いて帰ることにした。
帰りの高速で、夜食というか、朝食というか、中途半端な時間に食事をした。
さんざん悩んだあげく、僕は豚塩ラーメン、佐藤さんはカツカレーを注文した。(お互い結構ヘビーなもの注文してしまった。)
佐藤「あぁぁぁー、サービスエリアで食べるんじゃなかった。いつも食べてから後悔すんのよ。」
シゲル「どうしたの?」
佐藤「このカツ、固くて草履みたい。」
シゲル「草履? 歯ごたえ?」
佐藤「いや、味が。」
いったい、どんな味なんだ。
明け方頃、僕は備前で佐藤さんを降ろした後、ひとまず玉野の家まで荷物を積んだままトラックで帰った。
少し休んで昼過ぎに駅東創庫でまたおち合うことにした。
今度はクレーンが無いので、浄化槽をトラックから降ろすのが大変なのだ。
カタログには浄化槽の重さが約230kgと書いてある。
販売元は大人4人いれば大丈夫と言っているが。
ウソかホントか知らないが、単純に計算すると、一人60kg弱だな。
微妙な重さ。
で、意外と大丈夫だった。
結果的に無事に浄化槽をMさんの所に届けることができたのだった。
”0泊3日 弾丸ツアー in 横浜”これだけ引っ張っておいて、実のところ大したオチも無い。
しいていえば、高速代は例のETCとやらで、安く済んだが、意外と燃料代が高くついた。
ざっと今回の経費を計算してみると、実際は浄化槽を向こうから有料で送ってもらうのと、そう変わりないのではということをうすうす感じている。
ただ、それは僕と佐藤さんの間では、もはや絶対言ってはならぬ禁句ワードとなっていた。
言い訳がましいが、たとえそうだとしてもだ、関東方面には一度車で行ってみたいと、僕は思っていた。
僕が車で一番東に行ったと言えば三重の伊勢までだ。
実際こんなことがないかぎり、行きたいとは思っていても、車で関東の方まで行く事はなかっただろう。
それも2tトラックでだ。
ゆるい坂道ではアクセルをべた踏みしても、せいぜい80km/hがやっと。
しかもリクライニング機能の無い、背もたれが垂直なシートでだ。
腰は痛かったが、理屈抜きに楽しかった!
”お金が無い”で始まった今回の弾丸ツアー。
でも、最終的には”お金の問題ではない”って言うことにでもしとこう。
ずっと読んでくださった方々、申し訳ないが、こんな締めくくりでどうでしょう(汗)。























